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この記事のまとめ
- ・ライブ用耳栓は「遮音レベル」「フィット感」「価格」の3軸で選ぶ
- ・小規模ライブハウス(キャパ100〜300人)なら15〜20dBカットが万能
- ・初めて買うなら繰り返し使えるタイプの2,000〜3,000円台がおすすめ
- ・100均の睡眠用耳栓はライブには向かない
ライブハウスの音量は100〜120dBに達します。これは電車のガード下や工事現場と同程度のレベルです。
「音楽は楽しみたいけど、耳へのダメージが心配」「ライブの後に耳鳴りが続く」
ライブ用耳栓を使えば、音楽の聴こえ方を保ちつつ、耳へのダメージを軽減できます。この記事では、遮音レベル別に耳栓の種類と選び方を比較します。
ライブ用耳栓を選ぶ3つの基準
1. 遮音レベル(NRR / SNR)
耳栓がどれだけ音を遮るかの指標です。数字が大きいほど遮音性が高くなります。
- 12〜15dB: 軽めの遮音。会話も聞こえる。アコースティック系向き
- 15〜20dB: 標準的な遮音。ライブハウスの万能タイプ
- 20〜25dB: しっかり遮音。爆音系やフェス向き
- 25dB以上: 遮音性が高い分、音楽が聞こえにくくなることも
一般的なライブハウス(キャパ100〜300人)なら、15〜20dBカットのタイプがバランスが良いです。
2. フィット感
耳栓は耳に合わないと遮音性能を発揮できません。
- フランジタイプ(キノコ型): 多くの耳にフィットしやすい
- フォームタイプ(スポンジ型): 耳の形に合わせて膨らむ。密着度が高い
- カスタム成形タイプ: 自分の耳型を取って作る。フィット感は最も高い
3. 価格
- 使い捨てタイプ: 100〜500円
- 繰り返しタイプ: 1,500〜4,000円
- カスタム成形タイプ: 10,000〜30,000円
タイプ別おすすめ
使い捨てタイプ(100〜500円)
「まず試してみたい」という方向けの入門タイプです。
- フォーム素材で耳に入れると膨らむ
- 遮音性は15〜20dB程度
- ドラッグストアやAmazonで手軽に購入できる
- 毎回新しいものを使えるので衛生的
ただし、音楽用に設計されていないため、高音域がこもって聴こえることがあります。音質を保ちつつ遮音したい場合は、繰り返しタイプを選びましょう。
繰り返しタイプ(1,500〜4,000円):初めての1本に
初めてライブ用耳栓を買うなら、このタイプがおすすめです。
- 音楽用に設計されており、全音域を均一にカット
- 音楽がクリアに聴こえつつ、音量だけ下がる
- 洗って繰り返し使える(数ヶ月〜1年程度)
- ケース付きでキーホルダーに付けられるものも
代表的な製品3つ
- Crescendo Music(約3,000円) — SNR 19dB。医療用シリコン製。S/Mサイズ付属。透明で目立ちにくい
- Loop Experience(約3,500円) — SNR 18dB。カラーバリエーションが豊富。アクセサリー感覚で使える
- EARPEACE HD(約4,500円) — フィルター3種付属(11/17/20dB)。会場やジャンルに合わせて切り替えたい方向け
カスタム成形タイプ(10,000〜30,000円)
頻繁にライブに行く方や、音楽関係者向けの選択肢です。
- 耳鼻科やオーディオ専門店で耳型を取って作成
- 自分の耳にぴったりフィットする
- 長時間装着しても疲れにくい
- 遮音レベルを選べる(フィルター交換式もあり)
体感では、月に2回以上ライブに行く方なら投資する価値があります。
100均の耳栓はライブに使える?
ライブ用途にはおすすめしません。
100均の耳栓は睡眠用や騒音対策用で、音楽用には設計されていません。
- 高音域を強くカットするため、音楽がこもって聴こえる
- ボーカルが聞き取りにくくなる
- フィット感が不安定で、遮音にムラが出やすい
「とりあえず耳を守りたい」なら100均でも無いよりは良いですが、音楽を楽しみながら耳を守りたいなら、音楽用として設計された1,500円以上のものを選びましょう。
ライブ用耳栓の使い方
正しい装着方法
- 手を清潔にする
- 耳を上に引っ張りながら、耳栓をゆっくり挿入する
- フォームタイプは細く潰してから挿入し、膨らむのを待つ
- 外の音がこもって聞こえれば正しく装着できている
いつ装着する?
開演前に装着しておくのがおすすめです。
ライブが始まってからでは、すでに大音量にさらされています。入場してポジションを取ったら、開演前に装着しましょう。
転換時に外してOK?
バンドの入れ替え時間(転換)は音量が下がるので、外しても問題ありません。次のバンドが始まる前に再装着しましょう。
よくある質問
耳栓をしたら音楽が楽しめなくならない?
音楽用耳栓なら、音質を保ったまま音量だけ下がります。体感では、耳栓をした方が音がクリアに聴こえるという声もあります。爆音で音が割れるのを防げるためです。
周りの人は耳栓をしている?
ライブ用耳栓の認知度は年々上がっており、使用する方は増えています。小さくて目立たないので、つけていても周りから気づかれることはほとんどありません。
子ども連れのライブでも耳栓は必要?
子どもの耳は大人より音の影響を受けやすいとされています。ライブハウスに子どもを連れていく場合は、耳栓かイヤーマフを用意しましょう。子ども用のサイズもあります。
まとめ
- ライブハウスの音量(100〜120dB)は耳にダメージを与えるレベル
- ライブ用耳栓なら音楽はクリアに聴こえて、耳を守れる
- 一般的なライブハウスなら15〜20dBカットが万能
- 初めてなら繰り返しタイプの2,000〜3,000円台がおすすめ
- 100均の睡眠用耳栓は音楽用には不向き
- 開演前に装着するのがおすすめ
耳は一度ダメージを受けると回復しにくい器官です。ライブを長く楽しむために、耳栓は自分の耳を守る道具として持っておきましょう。