この記事のまとめ
- ・基本の順番は「チューナー→歪み系→フィルター系→モジュレーション系→空間系」
- ・コンプレッサーは歪みの前に置くか後に置くかで音のニュアンスが変わる
- ・順番は絶対のルールではなく、最終的には自分の耳で判断していい
- ・順番を変えたら必ずスタジオなど本番前の環境で確認してから持ち込む
- ・迷ったときは定番の順番から1つずつ入れ替えて違いを確認するのが近道
エフェクターを何台か持つようになると、必ずぶつかるのが「どの順番で 繋げばいいのか」という悩みです。自分も最初は適当に繋いでいて、 歪みが思ったよりこもった音になったり、ディレイの音がやたら歪んだりして 原因が分からず困った経験があります。この記事では、実際に自分のボードで 試してきた基本の繋ぐ順番と、その理由をまとめます。
基本の順番
| 順番 | 系統 | 代表的なペダル |
|---|---|---|
| 1 | チューナー | クロマチックチューナーなど |
| 2 | 歪み系 | オーバードライブ・ディストーション・ファズ |
| 3 | フィルター系 | ワウ・イコライザー |
| 4 | モジュレーション系 | コーラス・フランジャー・フェイザー |
| 5 | 空間系 | ディレイ・リバーブ |
これはあくまで多くのギタリストが基準にしている並びで、絶対のルールではありません。 ただ、最初にこの順番で組んでおくと「何かおかしい」と感じたときに、 どこが原因か切り分けやすくなります。
迷いやすいペダルの位置
コンプレッサーはどこに置く?
コンプレッサーを歪みの前に置くと、音の粒がそろってから歪ませることになるため 自然な歪み方になりやすいです。逆に歪みの後に置くと、歪んだ後の音量差を 整える効果が強く出ます。自分は歪みの前に置いていますが、 バンドで求める音のキャラクターによって後ろに置く人もいます。
ワウは歪みの前?後?
ワウを歪みの前に置くと、ワウで作った音色の変化がそのまま歪みに影響して より暴れた音になります。歪みの後に置くと、ワウの効きがマイルドになります。 自分は前に置いて使うことが多いですが、これも好みが分かれるところです。
順番を変えると何が起きるか
たとえば空間系(ディレイ・リバーブ)を歪みより前に置くと、 ディレイの余韻部分まで歪みがかかってしまい、音が濁って聞こえやすくなります。 自分も一度、機材を借りたときにこの繋ぎ方のまま演奏してしまい、 リハーサルで音がこもって聞こえて焦ったことがあります。 原因がすぐに分からず、結局ステージ上で繋ぎ直す時間はなかったため、 その日は妥協した音のまま本番に臨みました。それ以降、機材を組んだら 必ずスタジオで確認してから持ち込むようにしています。
よくある疑問
順番通りに繋がないといけませんか?
いいえ、絶対のルールではありません。基本の順番は「迷ったときの土台」 として使い、そこから自分の好みに合わせて1つずつ入れ替えて 音の変化を確認していくのが現実的なやり方です。
マルチエフェクターの場合も同じ考え方ですか?
マルチエフェクターの場合は内部で信号の順番を設定できる機種が多く、 基本的な考え方(歪み→モジュレーション→空間系)は単体ペダルのときと 変わりません。設定画面で各エフェクトの並び順を入れ替えられるので、 同じように試しながら決めるとよいです。
本番前に確認する時間がないときはどうすればいいですか?
対バンで転換時間が短い場合、その場で繋ぎ方を試す余裕はほとんどありません。 必ず事前にスタジオや自宅で通しで音を出し、基本の順番から自分に合う形を 決めておいてから本番の会場に持ち込むようにしましょう。
まとめ
エフェクターを繋ぐ順番は「チューナー→歪み系→フィルター系→ モジュレーション系→空間系」が基本の土台になりますが、最終的には 自分の耳で判断して調整していいものです。順番を変えたら必ず本番前に 確認する習慣をつけましょう。ボードへのまとめ方についてはエフェクターボードの組み方もあわせて参考にしてください。